ぼこぼこと泡を立てて湧き出ている小浜温泉唯一の冷たい温泉。鉄分と炭酸を多く含み、肌にいいとされている。サイダーに似ているため、かつては観光客の飲料水として利用されていたのだとか。
代々、小浜温泉の発展に大きな功績を残してきた本多湯太夫の邸宅跡。敷地内には、武士が楽しんだとされる簡素な露天風呂「さむらい小屋」が復元されている。屋外にある足湯も楽しんでみたい。
■雲仙市小浜歴史資料館
TEL:0957-75-0858
足湯「ほっとふっと105」には、温泉の熱を活かした蒸し釜が設置されていて無料で利用できる。お気に入りの食材を蒸して味わってみよう。特に温泉たまごは、旨みがぎゅっとつまった感じで格別!
小浜温泉の源泉105度にちなんでつくられた、全長105mの日本一長い流れる足湯。小石が足裏を刺激するウォーキング足湯や愛犬も楽しめるペット足湯など、いろいろあっておもしろい。 海を眺めながら浸かってみよう。
知る人ぞ知る民営大衆浴場で、「おたっしゃん湯」として親しまれている。浴場は、昭和12年(1937)に建築された木造平屋建て。長崎県の「まちづくり景観資産」に指定されている。
■脇浜共同浴場
TEL:0957-74-3402
小浜が温泉地として栄えるきっかけをつくった、中国の小児科漢方医・入徳師翁の碑。たまたま訪れた小浜に温泉が湧き出ていることを知り、町の人たちに温泉が病気治療に有効なことを教えたといわれている。
■伝明寺
TEL:0957-74-2317
橘湾の素晴らしい景色が望める、消波石の上につくられた海上露天風呂。海抜ゼロm、湯船のすぐ下にはダイナミックに海が広がり、天気の良い日は海に沈む夕日をひとりじめできる。無色透明、源泉98度の高温泉。
キリシタン弾圧時代に雲仙地獄へ登る最後の休息所だったといわれ、キリシタンにまつわる秘話も多く残っている。地元では昔から「庄屋元前の湧水」として親しまれ、今も生活用水などに使われている。
その昔、温泉の力で人々の病気を癒した「湯の神」が祀られている神社。拝殿の天井には、たった一夜で仕上げたと伝えられる龍の絵がダイナミックに描かれている。境内には土俵がある。
■小浜神社
TEL:0957-74-2567
いぼをとりたいという願いをかなえてくれるお地蔵様。「このいぼとれ!」と命令口調でお参りするのがポイント。「このいぼとってください」と丁寧に言うと、いぼがまた別の所にできてしまうのだとか。
世界三大花木の1つ「ジャカランダ」が小浜温泉街「ジャカランダ通り」で観賞できる。6月初旬から咲き始め、6月中旬頃には見ごろを迎えます。紫のジャカランダの花で彩られる「小浜温泉ジャカランダ フェスタ」も必見。
日本の原風景のような佇まいの刈水地区にある喫茶併設のギャラリー。大工の棟梁が暮らしていた屋敷を改装したもので、小浜出身のデザイナー城谷氏の作品や世界各地の雑貨などが集められている。
■刈水庵
TEL:0957-74-2010
斎藤茂吉の歌碑が建つ公園。長崎医学の教授時代に小浜を訪れていた茂吉は、ここから見る橘湾の夕日がお気に入りだった。碑には「ここに来て落日を見るを常とせり 海の落日も忘れざるべし」と刻まれている。
橘湾に突き出した岬にある、巨岩と青松の調和のとれた景観が美しい公園。ここからは小浜温泉街をはじめ雲仙岳などが眺められ、小浜きっての釣り場として知られる。公園内には富津弁天が祀られている。
吉永小百合が主演した映画「長崎ぶらぶら節」の撮影地にもなった由緒あるお寺。上の川湧水群の清らかな湧き水をめぐらせた庭園は、季節の花々が咲き揃い、心癒されるひとときを過ごすことができる。
■光泉寺 TEL:0957-74-2069
小浜温泉の基礎を築いた本多湯太夫の足跡を紹介する「湯太夫展示館」や、のれんや番台など昔の温泉街風情を再現した「歴史資料展示館」があって、小浜温泉の歴史、交通、特色などを知ることができる。
■雲仙市小浜歴史資料館
TEL:0957-75-0858